ビジネスマナーの体験談

  •  
  •  
  •  

8.良い癖を継続すること(広告デザイン)

私は47歳で、広告のデザインの仕事をしています。今年で28年目となります。ずっと同じ会社で働かせて頂いています。

私の頃の新入社員の時代と今の新入社員の時代を比較するつもりはありません。それは、中小企業においては、仕事で使う道具であったり、年齢層であったり、人間関係がその時代、その時代、違うからです。ただ、新入社員と言うスタートラインだけは、緊張感があり、不安と希望に溢れている何とも言えない気持ちは、どの時代も一緒だと思います。

今の時代において、新入社員に求めている事は、日々決意をする事や自分のスキルを日々磨く意識をしていく事は大切です。ただこういった事を総合的に考えると、能動的に考える癖を作る事が大切です。私が新入社員の頃は、スキルと言う武器は、新人研修によって、叩き込まれ、上司に怒られながら、覚えて行きました。そういう時代でした。

入社して半年経った時に、少し認められて、大きな仕事を任された時は、認められた嬉しさと仕事を成功させると言う責任感が、入り交じっていた事を思い出します。その小さな小さな積み重ねが、大きな自信となり、経験となって行くのだろうと思います。

受け身ではなく能動的に考え行動する癖をつける

しかし、間違ってはいけないのは、大きな自信や経験は、ただ、毎日、奴隷の様に仕事をこなしているだけでは、身に付きません。受け身ではなく、能動的に考え、行動していかないと、必ず行き詰まった時に楽な方へ逃げてしまいます。

今の時代の新入社員は私の頃よりも、スキルを求められます。つまり、即戦力です。学校で学んだ事をどれだけ、会社と言う環境で、早い段階で開花させる事が出来るかを要求されます。だから、そのプレッシャーから逃げてしまうと、逃げ癖が付いてしまいます。良い癖も悪い癖も、一度付いた癖は、中々、元に戻りません。しかも、たちが悪いのは、その癖が日常の思考になってしまうと、癖と言う認識すらしなくなってしまいます。

入社してから三ヶ月が勝負。どれだけ良い癖をつけれるか

私は新入社員として入社してから、三ヶ月までが新入社員だと思っています。逆に言えば、その三ヶ月で、どれだけ良い癖を付けていくかが、大切だと思います。朝、元気よく、挨拶をする事も、続ければ良い癖になります。スキルアップも毎日、今日は、ここまで覚えたら勝ちだと、自分の勝ちのラインを決めて、日々、過ごしていけば、間違いなく、向上していきます。これも良い癖です。

逆に受け身で義務感で、会社に行っていれば、愚痴しか出て来ません。また、誰よりも早く覚えようと言う意識が薄ければ、これも悪い癖としてついてしまいます。

継続することは容易ではない。しかし成功している人は良い癖と言う名の継続をしている

新入社員としては、現時点では何も出来ません。どんなに学校で、スキルを学んでも、頭がいいから、あなたは、シード権を与えると言う事はありません。入社した全員が一律でスタートラインに立ちます。仕事を早く覚える事にこした事はありませんが、社会人として生きて行く為には、継続して行く事が如何に重要で如何に大変かが、わかると思います。そして、外身では人は何を考えているかは、わかりません。でも、人はごまかせても、自分はごまかせないのが常です。

新入社員は教えてもらう立場なので、しばらくの期間、研修と言う形で同じ行動を強いられます。その行動ははたから見たら、わかりません。しかし、ある人は、言われたから義務感で仕事をやっている人。ある人は、今教わっている事を三ヶ月で覚えようと決意しながら仕事をやっている人。またある人は、今教わっている事を三ヶ月で覚えて、更に他の部分も覚えようと決意しながら仕事をやっている人。見た目は一緒でも、1年後、大きな差となって現れてくると思います。

一日や二日、全力でやる事は簡単です。でも、決めた事を継続する事は、本当に大変ですが、成功している人は、新入社員の頃から、良い癖と言う名の継続をしている事に対して、一貫していますし、当たり前の域に達しています。行き詰まりや悩みも出てくると思いますが、目標を掲げる事も、日々決意する事も、スキル向上も大切ですが、掲げた事を癖にしていく事が、結果として、負けない自分を形成しますし、負けない自分は、どんな状況になっても、決断が出来る様になります。新入社員の三ヶ月間、毎日の日常に良い癖のリズムを作って下さい。

メニュー

AD

▲ PAGE TOP 

Copyright ビジネスマナーの体験談 All Rights Reserved.