ビジネスマナーの体験談

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16.小さな雑用も嫌な顔せず引き受けて(医療事務)

29歳今は結婚して専業主婦をしていますが、先日まで正社員で医療事務員として働いていました。学生を卒業してから初めての就職で入社から8年続けて勤務させてもらいました。

学生から社会人になって先輩方に教えてもらう立場から、先輩達を何度も送り出し、次は自分が後輩に仕事を教える立場にまでなりました。

挨拶やお礼など職場の仲間へのマナーは必須。先輩の意見も参考にして

私が新入社員にまず教えることは、職場の仲間へのマナーです。挨拶をしっかりとすることはもちろんのこと、仕事を手伝ってもらった時の感謝の言葉やミスをしてしまったときには謝罪の言葉を必ずかけること、そして、次の仕事にいかせるようにしっかりと、振り返り、なぜこのようになってしまったのかを自分なりに考えてくださいと伝えます。こうしないと、またミスをおかしても周りがフォローしてくれてくれるから大丈夫だと思い込んでしまい、自分一人で仕事をしないといけないときに困ってしまうからです。

その他には、仕事のやりかたに疑問が出てきたとしても、まずは先輩の意見を聞いてみることです。先輩のほうが仕事をしている期間が長いので、それなりのやり方が出来ていると思います。どれだけ自分の意見に自信があったとしても、まずは先輩の話を聞き、理解したうえで自分の思うことを伝えてみることが大事だと思います。その時は頭の中が自分の意見を言いたいとばかり思ってしまって周りのことが目に入らなくなったりすることがほとんどだと思い、先走りすぎてミスにつながってしまう可能性があるからです。みんなの意見と共有して、それが正しい、効率的だなという結論になればそれは仕事の向上に役に立ちますし、みんなの為になることなのでとてもいいことだと思います。

小さな雑用もいずれ何かの役にたったり、周囲からの信頼を得ることにつながる

細々した雑用や先輩からのお願いも嫌な顔せずにすることも大切です。仕事には大きな仕事や誰も気づない小さな雑用の仕事までとても幅広いものがあると思います。しかし、誰かがやらなければならない仕事も新入社員のうちに進んですることが今後の仕事に影響すると思います。まずは先輩社員の下でしっかりと支えること、お茶を出したり、コピーしたりと本当に誰でも出来るような仕事も毎日積み重ねれば何かの役に立ったり、周りからの信頼を得るチャンスだと思います。これは嫌、あれはやりたいなどわがままばかり言っていると、あの子は気分屋だとか、お願いしないほうが賢明だと思われてしまう可能性もあるので、しっかりと周りから信頼される人間になってほしいです。

私が自分自身が入社したての時にとても厳しい先輩とペアを組んで仕事を教えてもらっていました。その先輩はとても教えるのが早くて質問しても特に具体的に説明はしてくれず、とにかくやってみてと言うばかりで、他の先輩はとても丁寧に教えてくれていたので本当にうらやましかったです。なので、初めは失敗ばかりして怒られてばかりでした。

しかし、失敗を積みかさねるうちに、これは前失敗してしまったから別の方法を考えようなどとするようになり、失敗が体で覚えていたからこそ、次に活かせていることに気づきました。先輩はその時に、頭で理解するより、体で失敗を繰り返して、覚えていくほうが忘れることもなく早く覚えられるとおっしゃいました。その通りで、一度失敗したことは嫌な思い出になって記憶しているので、二度と同じ思いはしたくないと感じています。なのでその時の状況が鮮明に出てきて、本当に同じミスをしないように体が自然と動いていくのです。先輩はそれを教えてくださるために私にいろいろなことをチャレンジさせたのだと思います。

失敗は新人社員の時にたくさんすれば何も恥ずかしくない、勤務年数がどんどん増えていっても失敗し続けるほうが恥ずかしい事だと教えてくれたのかもしれません。

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