企画書の社名間違い

ビジネスマナーよくある失敗談

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企画書に社名間違いあり。上司が提出前に発見し惨事を免れる

私は、入社して8年目の30歳です。大学卒業後、今の会社に入社して以来、ずっと金融業界を担当するIT業界で働いています。

私がビジネスマナーで失敗してしまったのは、今の会社に入社し、社会人になって初めてのプロジェクトに配属になったときのことです。

提出前に上司が発見。作成した企画書にクライアントの社名間違い

先輩社員の方に「会議資料に添付するから、簡単な企画書を作成して」と依頼されました。
A4用紙1枚の簡単な企画書だったのと、大まかなサンプルを上司の方が作ってくださったので企画書を仕上げることは出来たのですが、ここで初歩的なミスをしてしまいました。

それは、「相手の企業さまの名称を間違ってしまう」ということです。
企画書を提出したクライアントは証券会社だったのですが、正式な名称は「○○證券」という古い字の「證券」だったのです。しかし、私が作成した企画書は「○○証券」という、通常使う字で記載してしまいました。

初めて作成した企画書だったのですが、上司の方に確認していただいたところ、「クライアントの社名を間違うことは、ビジネスマナーとして最低なことですよ。」と指摘されました。

「自分がクライアントだったら、自分の社名を間違っている会社に、仕事を任せたいと思いますか?社名というのは、その会社の理念や想いを表しているものです。同じ意味や読みでも、その漢字を使っているということは、そこに理念があるということなのですよ。冒頭の社名が間違っていたら、失礼なだけではなく、その後の企画がどんなに良くても読んでもらえなくなる可能性もあります。」と言われました。

誤字がある企画書では内容を検討してもらえない可能性もある

また、「誤字がない資料を作るということは、資料を作る仕事をしているのだから、最低限しなくてはいけないことですし、何より、誤字があると議論に集中できなくなりますよ。それは企画を真剣に検討していただけないことでもあります。」とも教えていただききました。

この時は、上司の方が事前に確認してくださったことでクライアントの方に不快な思いをさせることは避けられました。もしこの時に上司の方に指摘をされなかったならば、自分の作成する文書で社名や人名に使う漢字に細心の注意を払うようなことは身につかなかったかもしれません。

お仕事をさせていただく方の社名や人名は、必ず確認し、正しい字を用いることは、最低限のビジネスマナーだということを肝に銘じ、それ以後、文書を作成する場合やメールを作成する際は、名刺やクライアントのホームページで正しい字を必ず確認することを心掛けています。

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