ホワイト企業に転職するなら転職エージェントを使うべき
当時僕は23歳でした。
若気の至りといもいいますか、「ブラック企業は嫌だ!」「ホワイト企業に転職したい!」、そんな考えも持ち合わせておらず、ひょんなことからとてつもなく多忙な、レディースのヤングファッションを扱っている会社に入社。
全国で20店舗以上もあり、あの有名な渋谷のビルにも店舗が存在していた会社でした。
何故、男の僕がレディースファッションに興味を持ったかというと、当然、服が好きというのもありましたが、メンズにはないものが沢山あったからです。
そのほうが、修行にもなるかなと考え、思い切って面接を受けた結果、想いが伝わったのかその日に採用していただきました。
ブラック企業?ホワイト企業?完全なる女社会に男1人立ち向かう
予想通り、男性スタッフは僕一人。
スタッフも、お客様も女性ばかりでしかも若い子しか来店しないという夢のような世界。
まさにカリスマ店員というものが大流行していたので、僕もその仲間入りを果たしていました。
色んな人に、「うらやましい!」などかなり言われましたが、実際はそうでもなかったと思っています。
なんせ、とにかく忙しい。
男性スタッフが1人なので、裏方作業はすべて僕がやらないといけませんでした。
毎日届く大量の段ボール。
とてつもなく重たいので女性には任せられません・・・。
品出しからはじまり、バックヤードの整頓、在庫の把握、在庫切れしたものを他店から取り寄せ、電話対応、レジ、クレーム対応など。
僕は接客もメインとしていたので、女性の4倍くらい働いていたような気がします。
冒頭に、とてつもなく多忙と書いたのもこれだけではありません。
今ではあまりみられませんが、毎日開店と同時にお客様が店内であふれていました。
特にイベント事ともなると、僕が移動できないくらいにもみくちゃにされました。
年下の女店長から厳しいお言葉が・・・
ことあるごとに、年下の女店長からお叱りを受け、精神的にも肉体的にも限界がきていました。
その後退職の意思を伝えたが、男性スタッフは貴重すぎるのでいなくなると困るとのこと。
僕に関しては、売上も全国トップクラスだったのでなおさらでしょう。
とてもいい条件を提示されましたが、辞めると決めてしまった以上男として後にはひけませんでした。
しかし、退職してから問題が発生しました。
今回の反省を踏まえ、同業種でなるべくホワイト企業に転職したいと思い、手あたり次第問い合わせてみたのですが、「男性は不要です」
この一言で面接すらさせてもらえませんでした。
売上もトップクラスで、裏方作業も全部やってたので女性より使えると自負していたのにも関わらず・・・。
もうアパレル業界に戻れないのかと諦め
そうなんです。
僕が退職する少し前までは、1店舗につき1人は男性スタッフがいたが、どんどん減少している時期でもあったのです。
どの店舗も売り上げがよくなかったため、1番にクビを切られるのは男性スタッフなのです。
これじゃ、まずいと思い方向転換することを考えました。
業界を変えて接客業か、営業職か。
当然、転職に関する知識など1ミリも持ってなかったので、転職サイトを使いながら転職エージェントなどのサポートも受けました。
転職エージェントは、転職のことならなんでも面倒を見てくれるし、ホワイト企業へ転職できるように必死で探してくれ、結果的に無料で利用することができたので、本当に良かったと思っています。
結局、アパレル業から離れ通信業界に行き早10年。
色んな仕事をしてきましたが、やっぱりアパレル業が天職だなって実感しました。
いつかは戻りたいが、業界全体の平均年収も低く、ポストもないようでは今後のレディースアパレル業界に未来はなさそうです・・・。
もし、転職活動に行き詰ったりホワイト企業に転職したいって思ったら、転職サイトやハローワークを利用するのもいいけど、転職エージェントを活用するのが1番の近道だと確信しています。