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面接で隠されていた事実。2ヵ月で退職するはめに

私は、大手総合電機メーカーのグループ企業に勤務していました。
当時、年齢は37歳の女性です。

自宅から1時間半位の通勤距離でしたが、フレックス制、ボーナスは夏と冬で併せて5カ月分ほどで、育児・介護休暇等の制度も整っていた会社でした。

待遇はとても良いが育児と家事が追い付かない

しかし、育児休暇を頂き、職場復帰を果たしたものの、家事・育児を両立して仕事の両立が厳しくなってきました。
また、役職も付いていた為に、会議等を抜けて帰ることも出来ず、保育園のお迎えも時間外で、いつも保育園の先生にご迷惑をお掛けしている日々でした。

子どもも毎日、疲れきっている様子だったので、思い切って、自宅から近場の会社へ転職を決意しました。
求人募集のフリーペーパーや転職サイトなど、片っ端から探して、ようやく自宅から車で20分ほどで通え、就業時間も9時から18時で残業ほぼなし、完全週休二日制、その上、通勤途中に以前から利用している保育園もあるといった立地条件は申し分ない会社でした。

早速、履歴書を送り、面接までこぎ着けました。
応募はなんと、1人の採用に43名も集まったという競争率を勝ち抜くことが出来ました。
面接では、子育て中であること、定時で帰宅することもご了解いただき、ホッとしていました。

内定先からありえない電話が

ところが、初出勤が近づいてきたころ、就職先の会社から電話がきました。
「あのね、言い忘れてたんだけど、9時出勤となってるけど、うちは全員8時20分には会社に来て、朝の清掃をしてるから、よろしくね。」
私は目が点になりました。

「そんな大事なこと、なぜ、面接の時に話してくれなかったのか?」思わず、声に出してしまいそうでしたが、
「あ、はい、分かりました。」と告げ、保育園の朝の時間を調整し、なんとか8時20分に出社できるようにしました。

そして、初出社、電話連絡通り、職場の皆さんは朝の清掃を行っています。
その後、総務の方から就業規則等の説明があるものだと思っていたので、部長に就業規則の説明の件で声をかけました。

すると、「うちには就業規則なんてないよ。タイムカードもな、前はあったんだけど、社長が規則みたいなもんだから」と、びっくり。
因みに、残業代についてきいてみると、「あっ、うちはね、残業代とかないから、定時で帰っていいんだよ。」との事。

また、総務の主任にボーナスの査定基準について聞いてみました。
「ボーナス査定?そんなのないよ。社長が決めてるよ。あっ、夏休みとか冬休みの休暇も社長が直前に決めるから、予定組まないでね」との事。

つまり、残業は好きにやってもやらなくても良いが、残業代は存在しない。朝の掃除の時間は、社長がやれというからやっている。就業時間という認識は誰も持っていない。

休みは完全週休2日ではなく、たまに社長の気分で週休2日制になることもある。年間休日日数は、昨年は108日だったけど、今年は社長の気分なのでわからない。

ということらしい。

なにもかも最悪。2か月で退職するはめに

これはまずい、ブラックでは?と思い、2か月で退職しました。
私の失敗は、面接時にもっと会社の体制や福利厚生などについて、確認するべきでした。

業績や過去の事件性がないかについては、予めリサーチしていたのですが、肝心な就業体制などは求人情報を鵜呑みにしていました。
中小企業は、疑ってかからないとこういうことになるという勉強になりました。

皆様には、是非、地元企業や50人以下の中小企業に就職や転職される際、就業規則の存在やタイムカードのシステム等を必ず確認することをお勧めします。

どんなに求人内容がまともに見えても、「就業規則完備」などど記載する項目はありません。
面接の機会で、「何かご質問はありませんか?」と言われた時に、思い切って確認することをお勧めします。

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