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転職を成功させた方の実例-退職までの期間

「これまでに転職をした事がありますか?」と質問されたとしたら、どのような答えが多いでしょうか?

日本でも転職する人の割合はだんだんと増えてきているものの、身の周りにはあまり転職組がおらず、「転職はした事がない」という答えを聞く割合の方がまだまだ多いでしょう。

では実際に転職を実行した方は、どのような方法で転職活動を行い自分の願う職場へと転職されているのでしょうか?
幾つかの実例をご紹介します。

■ケース1 転職まで4か月-じっくりと転職先を探したAさん

Aさんは大手人材派遣会社の経理としてのキャリアを持っています。

Aさんは転職について焦ってはいないものの、転職によってスキルアップを願っていました。
焦りはなかったので3か月後に支給されるボーナスを受け取ってから本格的に転職にむけて動ければ良いと考えていました。

そのためAさんはまず転職のスタートになる「自己分析」を行なうことにしましたが、第3者的な目線も欲しいと考えて転職エージェントを利用することにしました。

転職エージェントに登録し、エージェントとこれまでの経験とスキル、なぜ転職をしようと思ったのか、転職に求める事がキャリアアップである事などを話し合うことで、自分が転職に何を求めているのかをはっきり理解することができるようになりました。

Aさんは単に経理を行なうだけではなく、経営者の近くにいて会社の中でより前面に出る経営企画的な経理を行いたいと願っていることを自分で理解することができました。

転職エージェントからのアドバイスは、これまでに勤めてきたような大きな企業では経理の仕事になってしまうため、規模の小さな会社であるベンチャー企業への転職を勧められました。

こうしたベンチャー企業であれば、役職のほとんどがまだ空いている状態なので、経営者と力を合わせながら経営企画の仕事に加われることを教えてもらうことができました。

Aさんはベンチャー企業で働くことは一切考えていなかったため、新しい選択肢を得られたことを喜びました。

Aさんは転職エージェントに頼りっきりになるのではなく、時間を有効に使いIT系の経理を行っている友人からも情報を得るようにしました。

その結果その友人が20代の後半でありながら、すでに経理全体のマネージメントを任されていることを知ります。
それと同時に、ベンチャーにはスキルアップの手段や人事制度についてはほとんど決まりがなく手探りで行なわなければならない事、福利厚生が大企業とは比べ物にならないほど整っていないことを知ります。

こうした情報に基づいてAさんは、大手企業の安定性は魅力であるものの、より責任の伴うポストに就くことのできるベンチャー企業への転職を決めます。

転職エージェントの助けを借りながら書類を準備し、紹介されたベンチャー企業への応募を行なうようにしました。

応募の基準は「やる気と能力のある社員を抜てきする社風であること」「大きな責任も社員に委譲する会社」「広い範囲で経理を行える企業」ということです。

こうした明確な方向性が決まっていたので、応募をする企業を厳選し、さらに実際に面接を受けたものの自分の理想とは異なっている場合は転職を辞退しました。

こうした期間が3か月続き、ボーナスを受け取ったころに1社のベンチャー企業からの内定を受けます。

この企業は創業して8年のベンチャー企業で、ちょうど会社の安定のために経理全体を扱ってくれる経験ある人材を必要としていました。

創業者とも直接話しをすることができ、「経理全体をあなたの手でまとめて欲しい」という言葉を聞けて、この企業への転職を決めました。

この段階で勤務先へ退職願を提出し、引き継ぎを行ない、ちょうど会社の規定である1ヶ月後に退社となりました。

Aさんにとって、転職エージェントのサポートで自分が本当にしたかった仕事の内容を明確にできた事、つまりきちんと「自己分析」を行えた事が希望する転職先を見つける要素になりました。

また転職を焦っていないという状況のなかで、計画的に転職までの道のりを進んだことも良かったと言えます。

■ケース2 転職まで2ヶ月‐辞職を先に伝えてしまったBさん

Bさんは不動産会社の営業として働いていましたが、ワンマンな上司とのトラブルの中で「辞める」と言ってしまいました。
後に引けなくなり、2ヶ月後には退職すると決めます。

まず数日を使い「自己分析」を行い、どのような職場で働きたいのかを明確にします。
「チームとして営業を行え、上司との関係も風通しの良い職場」「興味のあるIT関係の営業職」を条件に転職サイトに登録します。

Bさんは、情報収集期間は1週間以内と決め、その中で条件に合う企業へ応募を行うことにします。

20社ほどへ応募を送り、約半数から書類選考通過を受け取ったので、全ての企業の面接を受け、2週間以内に転職先が決まりました。

ここまでの時間は1ヶ月で、残りの1ヶ月で引き継ぎと退職を済ませ、予定通り2ヶ月での転職を完了しました。

Bさんの特徴は、全ての事に期限を決めていたという事です。

その結果2ヶ月という期間の中で転職を終えることができました。
焦りすぎは良くありませんが、転職までの期間を細かく決めるということも転職にとって重要な要素です。

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