ビジネスマナーの基本

13. twitterの特徴とマナー

twitter(ツイッター)の特徴

twitter(ツイッター)は、140字以内の短いメッセージ情報を、多くの人と共有するSNSのサービスのことを言います。
twitterは 速報性が高く、拡散性が強いのが最大の特徴であり、そこが注意しなければならない点でもあります。匿名で投稿するからどんなことを書いても構わないという認識を持っていてはいけません。
twitterの投稿内容には、今いる場所・何をしているかのツイートも多く、短いメッセージの中にも臨場感があふれています。

個人情報を引き出すための釣りRTやスパムに注意

twitterでは「~な人RT」「~診断」といった投稿を見かけることがあります。キャッチーなフレーズに興味がわいて、ついリツイート(他のユーザーがツイートした内容を投稿する)したり、リンク先のアドレスを何気なくクリックしたりする人もいますが、思わぬ落とし穴にはまってしまう可能性も。

例えば「~な人RT」は、「~な人」にあてはまる人にリツイートをさせるための投稿。「私は~な人です」と発信することで、個人情報を晒していることにもなります。公開しても問題無い内容であればいいですが、誕生日や母親の旧姓など、ログインパスワードに関わる内容は危険性が高いので注意が必要です。

「~診断」などといった診断系の投稿の多くは、スパムと判断して良いでしょう。興味本位でアクセスし、twitter連動アプリを認証してしまうと、フォロワーにスパムダイレクトメールが送られてしまうといったトラブルも。またアカウントのジャックや、全く自分には身に覚えのないツイートが勝手に投稿されるといった危険もあります。

万が一、スパムアプリを認証してしまった場合は、パソコン版のtwitterの「設定」からアプリ連携を解除することで、この問題を解決することができます。

twitterのマナーと困った時の対処法

・リツイート(RT)は真偽を確認して慎重に
誰かのツイート内容の真偽を確認しないままリツイートしてしまうと、その内容に誤りがあった場合に、フォロワーに迷惑をかけてしまいます。自分自身の信頼度にも関わってくるので、リツイートを行う場合は慎重に。必ず一次情報について確認するように習慣づけておきましょう。

地震や災害が発生した後など、人々が不安になっている時はデマ情報が拡散しやすい傾向にあります。真偽がはっきりしない情報は広めないことが大切です。

・匿名ということを過信しすぎないこと
twitterに匿名で登録したから、個人が特定されることはないだろうとタカをくくるのは危険です。投稿した写真やツイート内容、リプライの相手などから個人が特定される可能性は十分にあります。

twitter以外にFacebookなども利用している場合は、各SNSと内容を照合することで個人が特定されてしまうことも。twitterでも個人が特定される可能性は大いにあるということを意識しておきましょう。

・写真のアップロードで場所を特定されないために
twitterに写真をアップロードしたことで、居場所を特定されてしまい、ストーカー被害に遭うという危険性もあります。誰がいつどんな時に見ているかわからないので、写真のアップロードには注意が必要です。

自分の居場所が分かるような内容を発信する場合、必ずその場所を離れてから行うのが基本。写真に位置情報が記録される設定になっている場合は、設定を変更しておきましょう。位置情報サービスをオンにしたまま写真を投稿すると、勤務先や自宅などの位置情報が特定される可能性があります。

・炎上やトラブルを未然に防ぐポイント
タイムリーな話題に関する発言は、多くの人がリアクションを起こしやすいので気を付けて。批判的な意見や政治に関する問題、差別発言、意見が真っ二つに分かれるような問題に関する発言は、炎上する可能性が非常に高くなります。

慎重に言葉を選んで意見を投稿したつもりでも、文章の内容のごく一部だけを抜粋されてしまい、炎上することも考えられます。
twitterは、常に多くの人が閲覧しているので、カギをかけない限りは、不特定多数の人が見ていることを常に頭に入れておきましょう。

・違反とみなされる行為を発見した時の対処法
twitterでは違反行為をしているアカウントに出会ってしまうこともあります。例えば、過剰なフォローや自動投稿、有害なサイトへのリンク誘導などです。

このようなアカウントを見つけた場合、twitterにスパム報告をすることができます。スパム報告は、プロフィールページの歯車の形をしたアイコンをクリックして、ブロックまたはスパム警告をクリックするだけでOKです。

スパム報告をすれば、そのアカウントからフォローやリプライを受けることはなくなります。


メニュー

AD

▲ PAGE TOP 

Copyright ビジネスマナーの基本 All Rights Reserved.